これは十数年前のCGです。
当時、四角の立方体をコンピュータで計算させるのでも感動したものです。
それも数時間かけて・・・
その当時に制作されたCGです。
この「ロコモーション」というCGは、僕には意欲とダメージを与えました。
「なぜ今の技術(当時)やコンピュータでこのような映像が創り出せるのか?」理解不可能でした。
CGは時代背景がよく分かり、一昔のCGはダサくて見れない、、、というのに、このCGはいつまで経っても新鮮なハズだ!
これを見た瞬間にそう思いました。
「どうやってこれを作ったのか」「どうすればこのような顔もないようなオブジェクトから表情を表現させることができたのか」「ストーリーはどうやって出来たのか」
当事はその全てが理解できませんでした。(今ならストーリーだけですけどね)
僕はいろんな意味でこれを超えたCGは見たことがありません。
今なら出来て当たり前かもしれませんが、「常識を覆す」というのはまさにこの映像でした。
CG制作はずっとやってましたが、これを見てから「いつかはこれを超えるCGが創りたい!!」と思い本格的にCGの世界に入ったのです。
ある意味、今の会社はこれが原点だったのかもしれません。
本末転倒・・・素晴らしいCGを作る目的が、そのCGを制作する為に必要とされるプログラムを作ることになり、それからプログラムやハード開発の専門になってしまったようです。
本当になんのこっちゃ?
会社で実現したいと思ったこと・・・
2007年10月9日